観世流能楽師 勝海 登 (重要無形文化財総合指定保持者)オフィシャルサイト

観世流能楽師 勝海 登
  • 観世流能楽師 勝海 登(UNESCO intangible World Heritage)

「能の魅力」について

その独特の雰囲気は、劇場の建物自体からもろに伝わってくる。ホールに入ると同時に目に飛び込んでくるのは、巨大な屋根付の本舞台で、これは、野外で演じられた桃山時代の舞台を忠実に再現したもので、正方形の本舞台と“橋掛かり”からなっている。

能 Noh

“橋掛かり”は能楽師や囃子方の、舞台への単なる出入り口ではなく、登場人物の道のりを示すと同時に、神や怨霊、鬼などが異次元に移るシンボリックな空間、演技の場でもあり、全ての戯曲は、まさにこの“橋掛かり”から始まる。

能は700年近くの歴史を持ち、現在までに約1700曲が残っているが、実際に演じられているのはわずか240曲で、その多くは観阿弥、世阿弥親子によって書かれたと言われている

世界無形文化遺産に指定

これら全ての戯曲で主役を演じるのは、シテ(曲の前半は“前シテ”、後半は“後シテ”と呼ばれる)で、シテは、戯曲の演出家でもある。

また、上演に際し、各演目の囃子方、謡い方などスタッフを決めるのもシテの役割で、まさに、シテが独自の曲の解釈に基づき装束、面、小道具類を選び、究極の美、感情、幽玄の世界を追求するのだ。それが、うまくいくか、否かは、多くの点で、まさにシテの技量にかかっている


「能の魅力」日本語版


「Charm of Noh 」
English edition


能の特異性とAIロボットの融合
日本語版

能の特異性とAIロボットの融合


The Uniqueness of Noh and its Fusion with AI Robots

English edition


能を観てください、体験してみてください。能・狂言を観てみたいと思ったら、能楽堂へ電話してみてください。

国立能楽堂(03-3423-1331)
観世能楽堂(03-6274-6579)
宝生能楽堂(03-3811-4843)
矢来能楽堂(03-3268-7311)