imageUNESCO intangible World Heritage

2003年のユネスコ総会で採択され、2006年に発効した「無形文化遺産保護条約(無形文化遺産の保護に関する条約)」に基づいて保護されている無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage)。世界各地の歴史や風習に根づいた伝統文化を保護することが目的。世界を冠しない「無形文化遺産」が正式名称。
無形文化遺産とは、人びとの慣習・描写・表現・知識及び技術並びにそれらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間のこと。建造物など形があるもの(不動産)である世界遺産に対し、無形文化遺産は形にならない人間が持つ知恵や習慣などが対象になる。

各締約国から提出される個別提案案件を政府間委員会が決定し、危機一覧表(緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表)と、代表一覧表(人類の無形文化遺産の代表的な一覧表)に記載される。世界遺産を審議決定する際のような厳格な価値の評価基準はない。
日本からは2013年12月現在、能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎、雅楽、小千谷縮・越後上布(新潟県)、石州半紙(島根県)、日立風流物(茨城県)、京都祇園祭の山鉾行事(京都府)など22件が登録されている。

なお、2003年に先立つ1998年「人類の口承および無形遺産の傑作の宣言」が採択され、「人類の口承及び無形遺産の傑作」が選出されている(日本の「能楽」「人形浄瑠璃」「歌舞伎」をはじめ90件)。これらは「無形文化遺産保護条約」が発効したことから無形文化遺産に統合された。

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